空調ダンパーの選び方がわからないという人は多いのではないでしょうか。
こちらの商品は専門分野になりますので、いまいちどれを選ぶのが良いのか理解できない人は多いかと思います。
今回は、そんな空調ダンパーの選び方やおすすめメーカーについて紹介していきますので、ぜひ確認してみてください。
空調ダンパーとは
空調ダンパーとは、さまざまな建物に設置されている、空調のための機材のことです。
その目的には、いろいろなものがあり、風量調節や火災時の防火の役割を持ったものもあります。
さらに、電動で動くようなダンパーもあり、その種類は多岐にわたると言えるでしょう。
空調に使われるダンパーの中には、手動で開閉するようなものもあります。
しかし、最近は自動で動くものも多く、主に電動ダンパーと呼ばれます。
電動ダンパーの中には、VAVやCAVといったものがあり、これらは空調の熱源と組み合わさった形で利用されます。
たとえば、VAVは正式名称がVariable Air Volumeで、風量を可変し温度調整をする仕様のものです。
風の温度調整をすることができないので、大雑把な管理に向いていて、細部はそのほかの調整によって対応することが多いです。
また、防火ダンパーは、火災のときにダンパーを閉じて、防火するためのものになっています。
温度ヒューズが備えられたものや、災報知器と連動して、自動で閉じてくれるタイプのものもあります。
空調に特化したダンパーや防火ダンパーなどは、どこの建物にも付いていることが多いので、一般的な存在として覚えておくと良いでしょう。
空調ダンパーの選び方
空調ダンパーの選び方には、いくつかのポイントがあります。
これらのポイントを踏まえたうえで、業者のアドバイスを聞いて選んでいくのが良いでしょう。
専門領域になってきますので、基本的には専門家のアドバイスを聞いてみましょう。
使用目的
まず、使用目的はどんなものになるのかを把握しておきましょう。
防火ダンパーとVAVでは、まったく用途が違いますので、どういった用途で使うのかが明確でなければ選びようがありません。
また、空調ダンパーを選ぶ場合であっても、どのように温度管理をしたいのかによって選ぶ商品は違ってきます。
性能
空調ダンパーを同じ目的で利用する場合であっても、機種により性能はまったく異なります。
空調ダンパーは、各社の企業努力によって、どんどん新しいものが開発されていますので、性能比較は非常に重要になってきます。
場合によっては、数年前に導入したものよりも安く、高性能なものを導入できる可能性もありますので、そうすればよりコストパフォーマンスが高まるでしょう。
予算
空調ダンパーを選ぶなら予算も非常に重要です。
空調ダンパーは高性能のものも多いので、予算が関係ないならば、どんどんハイグレードなものを選べるでしょう。
しかし、予算が限られている場合もあるかと思いますので、予算に応じた最適なものを選んでいきましょう。
おすすめの空調ダンパー
ここではおすすめの空調ダンパーのメーカーを紹介します。
空研工業株式会社
空研工業は、空調関連機器を一通り扱っています。
技術力も高く歴史もあります。
ダンパーに限定しても、多岐にわたった商品が提供されていますので、風量調整ダンパーでも防火ダンパーでも、VAVでもなんでも対応してもらえるでしょう。
また、必見はオリジナルダンパーで、空研の高い技術を活用した、洗練された商品になっています。
株式会社フカガワ
フカガワも空調関連の商品を扱って長い実績のあるメーカーになっています。
効率にこだわった企業になっていて、現場の人たちの作業が最適化されるような商品とはどういったものなのかを徹底的に考えているのです。
現場に寄り添った商品を提供してくれる可能性が高いので、そういった意味でもおすすめのメーカーとなっています。
株式会社ダイリツ
ダイリツは、昭和36年より空調関連機器製造を扱うベテラン企業です。
特に各種空調用ダンパーを中心に展開しており、時にはオーダーメイド製品の製造も請け負っています。
また、厳格な品質管理にも力を入れているため、安心の製品クオリティを誇ります。
協立エアテック株式会社
協立エアテックは、ダンパーを専門に製作する会社としてスタートしました。
そのため、空調ダンパーなどについては、得意中の得意分野だと言えるでしょう。
独自技術の開発にも余念がなく、自慢の特殊技術が使われたダンパー関連商品が数多く提供されています。
技術力の高い商品を多数持っているメーカーです。
まとめ
空調ダンパーの選び方は以上となります。
価格相場は、実際にメーカーに聞いてみなければわからない部分も多いので、特に重要になってくるのがどのメーカーを選ぶかというポイントです。
良いメーカーを選ぶことができれば、それだけ良い商品を提供してもらえますし、アフターケアなどについても期待することができるでしょう。