ダクトの換気設備工事は、どこに依頼すればいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
専門分野になるので、なかなかどういったポイントを把握すればいいのかもわかりにくいはずです。
そこで今回は、どのようなポイントを踏まえたうえで業者を選べばいいのかを紹介し、さらにおすすめの業者についても紹介します。
ダクトの換気設備工事とは
まず、ダクトとは空調設備の一つです。
建物には、快適な環境を維持するために、空調機が設置されています。
そして、空調機で快適な空気を作って、ダクトで送るというのものです。
また、ダクトといっても、空気を送り込むだけが仕事ではありません。
ダクトの中には、排気ダクトや換気ダクトと呼ばれるものもあります。
これは室内から空気を逃がすためのダクトとなっています。
こういったダクトの設置や変更、修理、撤去などを行うのがダクトの換気設備工事と言えるでしょう。
ダクト関連の工事は、空調設備工事の一環として行われ、空調機を設置すれば、ほぼダクトを設置しなければいけませんし、機械排煙装置を設置すれば排煙ダクトも設置しなければなりません。
こういった設備とセットになる工事という点についてはしっかりと確認しておきたいところでしょう。
ダクトの換気設備工事といってもいろいろなタイプのものがあって、工場に換気ダクトを設置するようなものもあるのです。
また、天井裏に換気ダクトを設置するようなこともあるでしょう。
さらに、分煙設備を設置する際にも、換気ダクトの工事は必要になってきます。
ダクトの換気設備工事の価格相場
まず、ダクトの換気設備工事といっても、その用途はさまざまなので費用もさまざまです。
たとえば、会社に分煙設備を設置する場合と工場などの大規模な空調設備の費用相場や規模感はまったく異なってくるので、これを想像すれば理解できるのではないでしょうか。
具体的にどのくらいの開きがあるかというと、飲食店という限定されたジャンルであっても、20万円くらいからできる工事もありますし、中には300万円以上になることもあります。
また、大規模なものになってくると、かなり広範囲にダクトを設置しなければならないので、まだまだ値段は高まっていくと言えるでしょう。
さらに、オフィスビルなどに設置する場合に注意したいのが、何階に設置するか、という点です。
このように、階数によっても全然工事費は違ってくるので、こちらも踏まえておく必要があるでしょう。
つまり、ダクトの換気設備工事の費用はピンキリのため、相場はあってないようなものです。
条件によってまったく費用が違ってきますので、自身で目算を立てず、まずは見積もりしてもらうのが一般的です。
ダクトの換気設備工事の選び方
ここではダクトの換気設備工事の選び方を紹介します。
この工事は、建物内の快適な環境を構築するための重要なものです。しっかりと業者を選びましょう。
ホームページの施工事例
ダクトの施工において重要になってくるのが「ホームページなどに施工事例が掲載されているか」です。
最近はSNSなどに施工事例を載せている企業も多いです。
YouTubeなどに施工事例が掲載されていれば、実際に動きを確認することができるので、よりわかりやすいと言えるでしょう。
また、どういった施工を行った事例があるかにも注目してください。
ダクトの換気設備工事というのは、さまざまな種類があります。
飲食店にダクトを設置するようなこともあれば、大規模な工場にダクトを設置することもあります。
また、オフィスビルに設置することもあるでしょう。
なるべく、自分たちが実施する予定の工事の事例に近しい施工をした実績があるかどうかを確認してください。
業者によっては大規模施設には強いが、小規模の工事には弱いといった特徴がある可能性もあるのです。
見積もりを依頼してみる
ダクトの換気設備工事は、インターネットなどで費用相場などを確認していても、あまり意味がありません。
まずは、見積もりを取得してから始まると言って良いくらいなので、とりあえず見積もりを取得してみてください。
そして、見積もりを取得して、価格を確認し同じような工事と比べて、値段はどうなのかを比較していくのです。
また、専門家に見積もり内容を確認してもらうのも良いでしょう。
大きな工事になることも珍しくはないので、そのくらいの保険をかけておいたほうが良いかもしれません。
大規模な建築現場においては、必ず地質調査など、専門家などを使って、しっかりと精査します。
ダクトの換気設備工事にも同様のことが言えますので、積極的に専門家による調査を取り入れていくと良いでしょう。
見積もりの時に現地に来たか
見積もりの時に、現地を見に来たかというのも非常に重要になってきます。
実際に工事の現場を見なければ、正確な見積もりを出すのは不可能です。
そのため、電話で金額だけ伝えて、するかどうか迫ってくるような工事業者は信頼することができません。
見積もりの時には現地に出向き、しっかりと担当者と会話をしながら、どのくらいの額になるのかを教えてくれるような業者を選ぶ必要があるでしょう。
また、現地に出向いてくれる業者ならば、その場で会話を重ねることによって、その人物の信頼性を測ることもできます。
事前にコミュニケーションを取れるというのは大きなポイントです。
地域密着型は工事の実態がわかりやすい
ダクト工事は大規模になってくると、大手の設備会社に頼むのも良いですが、あえて地域密着型の業者に依頼するという方法もあります。
地域密着型の業者は、その企業の実態が見えやすいです。
周辺で工事をしていることも多いので、どういった工事が多いのか口コミを確認するのも良いでしょう。
おすすめのダクト換気設備工事業者
ここでは、おすすめのダクト換気設備工事業者を紹介します。
上で紹介したポイントを踏まえて、業者を選んでみると良いでしょう。
空研工業
空研工業は九州一円となりますが、ダクト換気設備工事の職人集団です。
技術力を重視する企業であり、同社の提供する商品はどれも洗練された商品ばかりです。
その中でも制気口やダンパーについては得意分野で、その技術力を最大限に活かした、さまざまな商品をこの世に生み出してきました。
ほかにも、冷却塔や加熱塔といった設備についても提供しています。
これまでの実績も豊富であり、その技術力については、申し分ありません。
さらに、ダクト換気設備工事に注力した企業でもあり、九州国立博物館などの実績もございます。
まとめ
ダクトの換気設備工事は、かなり専門領域になりますので、知識がない人は選びにくいと言えるでしょう。
だからこそ、見積もりを取得して、実際にコミュニケーションを取ってみるのが非常に重要になってきます。
実際にコミュニケーションを取るとわかることもたくさんあるかと思いますので、その後に値段などを比べてみると良いでしょう。
また、多くの企業が自社の実績をホームページに記載しているので、そちらも見るのを忘れないようにしたいところです。
今回は、いくつかの業者を紹介したので、まずはそちらの企業に見積もりを取得してみることをおすすめ致します。
ダクトは、人目につかない場所に設置されることになるので、一度設置すると改修するのは大変です。
だからこそ信頼できる業者に、しっかりと施工を依頼することが重要になってくると言えます。